アイーダ

今年の3月に宝塚歌劇団を卒業した安蘭けいさんの女優デビュー作「アイーダ」を観てきました。
内容は5年くらい前に宝塚歌劇で上演された「王家に捧ぐ歌」とほぼ同じ。
この時に、安蘭さんはアイーダ役を演じたのでした。

あのときの主役は「ラダメス」だったけど、今回は「アイーダ」。
一体どんな舞台になるのだろうと思ってわくわくして行ったのですが……。

「トウコさん(安蘭けいさん)変わらない歌声すてき」
「伊礼君のラダメスかっこいい!」
「ANZAさんのアムネリスもかわいくてかっこいい」

「でも、ヅカ版の方がよかった気がする。どうして?」

最初に宝塚版を観ていて知っていて、そして宝塚版の配役が内容にとてもぴったりはまっていたので、どうしても比べてしまいます。
あと、舞台が狭くて動きが少ないので全体的に単調で退屈してしまうところも…。

宝塚版で舞台やセットがぐるぐる回って上がったり下がったりしてギラギラの衣装で、舞台上にたーくさんの人が出てきて踊ったり歌ったり……というのを観てるので、「あれ?こんな眠くなっちゃうっけ?」という印象。

見終わって友達と
「なんか……微妙だよね」「うん、微妙」
「感動とか楽しかったとか、つまらなかったとか、何も感想が言えない感じ」

もしかして私たち、先入観があってこんな感想になってしまったのなら「もったいなーい」という気がしたのでした。
ヅカ版を知らないで観た人の感想も聞いてみたいです。

でも、安蘭けいさんの女優デビュー作という点では成功したのだと思います。
安蘭けいさんのイメージ「かっこよくて美しい歌の上手な人」というのは保たれた気がする。
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