初・ベルサイユのばら

ベルばらパンフ

東京宝塚劇場でやってる雪組公演「ベルサイユのばら」を観てきました。



宝塚歌劇のベルばらはテレビで何度も観たことがあるのですが、劇場で観るのは初めてです。劇場に向かう前からワクワク、ドキドキしていました。

今回の公演はマリーアントワネット生誕250周年記念なのですが、今日観たベルばらは「オスカル編」でマリーアントワネットは全く出てきません。(名前すら出てきません)

オスカルとアンドレ、ロザリー、ベルナール、ジェローデルといった漫画の登場人物だけしか出てこないのでフランス革命のお話なのになんとなくファンタジーっぽい作りになってました。その象徴が「ロザリーの妄想(と勝手に呼んでるシーン)」で、ロザリーがたくさんのオスカルに囲まれて惑わされるシーンがあって「これは内容と関係ないのでは……?」と思いながら観ました。そして、極めつけがアンドレが「だんだん目が見えなくなってきているけどオスカルの肖像画を見てみたい」と言うシーンで、アンドレがオスカルの肖像画ってどんな感じかな?って思いを馳せていると、後ろにバーンと池田理代子先生の漫画のオスカルが白馬に乗った絵が出てきて、そしてその絵がだんだん薄くなっていくと絵の後ろから本物の白いペガサス(木馬)に乗ったオスカルが肖像画と同じ格好で出てきます。その木馬が本当に空を飛ぶのです。クレーンみたいなのの先に木馬がくっついていて、遊園地にある木馬と同じように上下左右に羽をバタバタさせながら動きます。これはあまりにもすごくてあっけにとられて見終わった後もしばらくボー然としてました。

休憩時間にトイレで並んでると、私の前に並んでいた年輩の方は昔のベルばらのファンで今回再演するというので久しぶりに劇場に来たと言ってました。その方が「昔はこんなにファンタジーっぽいのじゃなかったわ。もっとドラマチックで……、なんだか昔と全然ちがってびっくりしたの。だいたい主役の足が長すぎよ」とショックを受けていました。

うーーーん、確かに今回のベルばらは少し違うかも。以前テレビで見た涼風真世さんのオスカル編は悲しい物語が入っていたりもっとドラマチックな内容が盛り込まれていたと思う。

でも、雪組トップの朝海ひかるさんは少女漫画から抜け出てきたような瞳キラキラのオスカルを演じていてとてもかわいかったです。足が本当に長くて顔もちーっちゃいです。

他には個人的に好きなブイエ将軍の「何をのんべんだらりと練習しておるのだ!」と言うシーンや、アンドレの「飲むな!」と言うシーンや、ロザリーの「ベルトはずし」のシーンが見られて感動しました。(ちょっとマニヤックな見方でスミマセン……)

細川貂々のHPはこちら http://www.hosoten.com/
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