NEVER SAY GOODBYE

宝塚歌劇 宙組の「NEVER SAY GOODBYE」を観てきました。

私が夢中になっている春野寿美礼さんは花組なのに、なぜ宙組を観に行ったかと言いますと、10年前はじめて観た宝塚歌劇が雪組の「虹のナターシャ」という演目だったのですね。その雪組の娘役トップさんが今の宙組の娘役トップの花總まりさんで、その時雪組の4番手くらいに今の宙組トップの和央ようかさんがいたのです。(ややこしいけどわかるかな?)

それで、最初に観た花總まりさんと和央ようかさんがこの公演で退団するということなので、最後にもう一度おふたりを観てみたかったのでした。

内容は戦争をしていた頃のスペインのお話で、こういってはアレなんですけど、宝塚歌劇にはよくありがちな内容で「あれ?つじつまがあってないかも」などと途中で疑問に思ってしまうところもありましたが良いお話でした。

今回は内容よりも曲がサヨナラ公演にふさわしいのです!歌詞が「君の心に僕は生きてる だからサヨナラは言わないよ」と言う感じなので、ファンのみなさまは「まるで私に言ってるみたい!」と泣けてしまうわけです。

2幕目の途中、和央ようかさんがこの歌を歌い出すと「ズズッズズッ」とあちこちから鼻をすする音が聞こえてきました。長年のファンだった方にとってこれが最後の和央ようかさんの歌なのです。そして「サヨナラは言わないよ」と歌うのです。そりゃー泣けますよねえ。

しかし、はっと自分に置き換えた時のことを考えてみました。春野寿美礼さんもいつか宝塚を卒業する日が来るのです。その時私はサヨナラ公演を見に行ったらどうなるんだろう……?そんなことを考えたらつい涙が出てきてもらい泣きをしてしまいました。

ああ、寿美礼さんのサヨナラ公演できっと私は号泣するでしょう。困ったなあ。しかしなんでこんなに宝塚にハマっちゃったんでしょうね?私……。

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