マルグリット

おととし宝塚歌劇団を退団した春野寿美礼さんのミュージカル女優としてのデビュー作「マルグリット」を見てきました。

あちこちで前評判を聞いていてあまり良くなかったのと、テレビのワイドショーでキスシーンばかり取り上げていたのを見て、すっごく不安な気持ちで見に行きました。

女優のスミレさんは、わりとすんなり受け止められました。タカラヅカにいた時からスミレさんはどちらかというと女性的な印象だったので大丈夫だったのかも。
キスシーンもわりと大丈夫でした。冷静に受け止められました。

でも……キスシーン多すぎ。スミレさんは一体どれだけキスしたんでしょう?
途中で「いいかげんにしなさい」と相手役のマリオ君の間に割り込みたい気持ちでした。

一緒に見ていたヅカファンも「もしも私の好きなジェンヌさんがこれだけキスシーンしたらやっぱりいやかも」と言ってました。

スミレさんのソプラノの声は素敵でした。

が、内容がとてもつらかったです。
ナチスドイツに占領されたパリでのお話なので、いろいろ暗いシーンがあったりして(拷問とか集団リンチとか)そーゆーのが生生しすぎて私にはつらかったです。
舞台もずっと薄暗いし、見ていて暗い気持ちになってしまう。
そして最後はあまりにつらすぎて号泣してしまいました。
だってマルグリットはみんなにリンチにあって殴り殺されてしまうのです。
そんな終わり方って……。

一緒に観劇していたヅカファンが一言「二度見るのはきついお芝居かもね」

私……もう一回見る予定なんですけど。
もうちょっと救われるようなほっとする楽しいシーンがあると良かったんだけどなあ。

二回目には違う発見があることを期待してまた見に行きます。
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