トークイベントのこと

昨日の梅田蔦屋書店さんでの釈先生とのトークイベントにお越しくださったみなさま、ありがとうございました。

昨日のトークイベントでいろいろ気づきました。
ずっと「釈先生も私と同じ過緊張なのにどうしてトークが上手なのか」が疑問だったんですけど、イベントの間中、隣でしゃべってる釈先生の姿をみてたら理由がわかりました。
釈先生は自分の言葉で自分の言いたいことを話せているので気持ちよさそう。
緊張しててもそれが出来たらスッキリするし楽しいのだと思う。
自分が話したことをみなさん真面目に面白く聞いてくれてるし。

私はそれが出来ないからいつもシンドいんだって気づきました。
自分の言葉で自分の言いたいことを話すことが出来るようになったらもっとトークイベントも楽しくなるのかも。
それに気づくきっかけになったのは、PTAで昔の私に似てるネガティブな子がいて、その子が自分のことを全くしゃべらないのです。
しゃべれないということは相手に気持ちが伝わらないからシンドいだろうなといつも感じていました。
周りも「あの子は何を考えてるかわからない」と無意識に怖がってる感じなのです。

自分のことを自分の言葉で話す、というのは大事なんだなあってその子を見ながら考えていたので、昨日のトークイベントで自分のことを全く話せない自分に愕然としました…。
もちろん、トークイベントが始まる前は「素直に自分の言葉で自分の話をしよう」って思いながら行くのです。
でも、その場に行くと言葉が出てこないのです。
釈先生がふってくれるのに全く話せないのです。
話そうとするけど、昔の癖で「私の話をしてはいけない」ってブレーキがかかる。
それの連続でとってもシンドかった。
これって気分変調性障害の特徴でもあるし、私にはその特徴が染み込んでるから話せないんじゃないかなあ。
なんていうか魔法にかかってるようでした。
すごくしゃべりやすい空気を作ってもらってるのに、気楽に素直な自分を出せる環境なのに、「私の話をしてはいけない」と口留めの魔法がかかる。

しばらくトークイベントは断ろうかなと思います。
少なくとも自分の言葉で自分の言いたいことが言えるようになったと思うまで、「話す」お仕事はしてはいけない気がしました。

本当に私は、めんどくさい人間です。自分でもそう思います…。
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