お手伝いと20代後半の不安

昨日はママ友にお仕事のお手伝いに来てもらいました。
彼女は彫刻をやってるので、手先が器用なのだと知ってました。そして力もあるのかなあと想像していたので、「消しゴムかけ」のお手伝いに来てもらいました。
マンガの原稿を書く時、一番重労働な作業が消しゴムかけです。
消しゴムかけは簡単そうに思えますが、何度消しても消し残しがあったり、すぐ手が痛くなったりするのでなかなか普通の人には難しい仕事なのです。

ママ友はすごく的確に素早く消しゴムかけをしてくれたので、私も追われるように原稿書きが進み、今まで最も早く原稿書きが出来ました。
ありがとう…マドリさん…。
おかげさまで少し、先が見えて来ました。本当にありがとう。

それから、いくつかメールの質問があったのですが、「20代後半の不安」についてですが…。

私が自分の人生で一番戻りたくない時期が20代後半です。
あの頃は本当に最悪でした。
すでに結婚をして漫画家デビューもさせてもらってましたが、自分に全然自信が持てず、「結婚したって漫画家デビューしたって、どうせ私は何をやってもダメ」と自己暗示をかけてました。
自分自身に「自分はダメだ」と言い聞かせてるから何をやっても続かず、友達も作れず、内にこもって「自分はこの世にいなくても良い存在」と思ってました。
ようするに…「ああ、私ってダメでかわいそう。」って悲劇のヒロインに浸っていた感じです。

「自分は運が悪い、ああ、こんな私かわいそう」「自分は友達がいない、ああ、こんな私かわいそう」
そんな風に部屋にこもって嘆く毎日…。
20代の間はここから逃げ出せませんでした。

やっと私に目を覚まさせてくれたのはペットのイグという「守るべき存在」が出来たことと、「30歳になったという現実」です。
20代はなんだか焦ってばかりで家に籠って「どうしよう。どうしよう」の繰り返しでしたが、30歳になったら呪いがとけたように「前に進みなさい」って背中を押してくれる出会いがありました。

「どうしたらいいのか」「なんとかしたい」って悩み続けていると、いつかその悩みを解きほぐしてくれる出会いがあるのかもしれません。
悩み続けることが前に進めるカギになるのだと思います。
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