新刊の見本その2

ずっとバタバタしていて「てんてん手帖」の表紙写真を載せるのを忘れてました。
てんてん手帖表紙

でも、先にツレがトップページにもっと良い表紙を載せてくれていました。(ありがとうツレ)

もう明日なんですね、本の発売日。なんか……あっというまでした。

この「てんてん手帖」はずーっと昔に雑誌に連載していた作品を集めた物なので、今とはちょっと私の感覚が違ってるかなあと思います。
昔は「古い物が好き」というと「え?そういうのって誰が使ったかわからない汚い物でしょ?」と冷たくされるのが恐かったでした。
なので「ちょっとレトロでカワイイ物が好きなんです」と言い方を変えると受け入れてもらえる気がして、なるべく「古さ」とか「変さ」とかではなく「カワイイ」をアピールしようと心がけていました。

でも、本当は違ったんです。
私はカワイイだけの物は好きじゃなくて何か味があるっていうか、存在感があるっていうか、そう言う物が好きなのです。
こんな見えないところにこんな工夫が!とか、これはぱっと見ただけではわからないけど、実はこんな意味が隠されているんだよとか、作った人がこだわりを持ってる物が好きです。

なんか、改めてこの本を読んでみてそういう本当の自分に気づきました。

もうきっとこういう本は作れないと思うので、この本を作ることが出来て良かったなと思います。
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