愛するには短すぎる観劇

東京宝塚劇場に星組公演「愛するには短すぎる」を見に行きました。
この公演は星組トップスターの湖月わたるさんのサヨナラ公演です。

湖月わたるさんは宝塚専用チャンネルスカイステージで見てるとすごくすごく包容力があり、良い感じの人なので一度舞台を見てみたいと思っていたのですが、私が湖月わたるさんを知ったときにはもう退団発表をされていて、これが最初で最後の観劇になってしまいました。

1部は「愛するには短すぎる」というお芝居です。4日間の船の上で起こるいろいろな事件とラブストーリーがまざったようなお話。湖月さんの人柄が出ているような役なので楽しめました。笑えるところもいっぱいあったし、明るいお話です。

2部は「ネオダンディズム 男の美学」というショーでなんかタイトルからして申し訳ないのですがちょっと笑えるなあと思ってしまいました。内容も「ダンディズムとは何か?」「男の美学とは何か?」を追求してます。あああ、なんだか本当にすみません、ちょっとツボに入って笑ってしまいそうになったところがいくつかありました。

でも、ダンスの好きなわたるさん全開のショーで、わたるさん踊りまくってました。なにより「すごーい」と思ったところは片手で娘役さんをぐるぐるぐるぐるぐるぐる回してしまっていたところです。スカイステージで演出家の方が「片手でぐるぐる回せる人は湖月わたるくらいだ」と言ってましたがホントにすごいなあ。

サヨナラ公演なのでショーの演出も盛り上げて盛り上げてしみじみさせる……というような展開で最後にわたるさんがひとりで銀橋(歌舞伎で言う花道みたいなところ)に出て客席にごあいさつのお辞儀をするところで涙が出てしまいました。周りの人もみんな泣いてました。

ということで、なんだか不思議な公演でした。

わたるさん

この写真は夏に兵庫の宝塚に行ったとき、偶然見かけた湖月わたるさんです。
ファンの人ひとりひとりからお手紙を受け取っていました。
わたるさん、お疲れさまでした。これからもがんばってください。
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