ほっこり生活の取材を受けました

かわいいダンナとほっこり生活。の取材をうけたのと、世の中の人のうつ病に対する理解の仕方のこと。



日経MJという新聞の取材を受けました。去年の12月に出た「かわいいダンナとほっこり生活。」の取材です。今は夫婦物が流行っているので夫婦物の本の特集でした。その時に、記者の方が「ツレがうつになりまして。の方はどうなんですか?あれはうつ病患者を笑っている内容だからクレームとか来たりしませんか?」とおっしゃいました。ああ、この人はうつ病を知らないし、うつ病の人と関わったことがないのだなと思いました。

「ツレがうつになりまして。」を読んで「うつ病患者を笑ってる」と言う人がいるから世の中の人のうつ病に対する理解が得られないんじゃないのでしょうか?あの本はうつ病患者そのものを描いた内容であり、そしてうつ病患者を家族に持った私の気持ちを描いたありのままの内容です。どうして私が自分の大切な家族のことを笑い物にしたくてあの本を描いたりするんですかっ!

あの本で世の中の人に少しでもうつ病に対する理解を得たくて、それこそ必死の思いで描いたのです。うつ病に対する偏見や間違った考え方はまだまだものすごくあります。「笑い物にしてる」と読む人こそ偏見があり、間違った見方をしている人なんじゃないでしょうか?

私は「ツレうつ」を読んで「実は私も……」という人の告白がとてもたくさんあるのでびっくりしているのです。それだけ世の中の人は「うつ病だ」ということを人に言えずに隠して過ごしているのです。

とてもとても悲しくてくやしい気持ちでいっぱいになりました。

細川貂々のHPはこちら http://www.hosoten.com/
本のお仕事 | - | -