メールのお返事です

こがろん様

うちは結婚して12年子供が出来なかったので、それはそれはまわりにいろいろ言われました。

「親不孝だ」とも言われましたし、「なんのために結婚したんだ?」とも言われました。

だけど私たちは「子供というのは自分たちが欲しいと思うから出来るわけじゃない。そういう時がくれば自然に向こうか来るものだ」と話し合って、無理に作ろうとか考えませんでした。
そして出来なかったら死ぬまで2人でいいじゃないかと思ってました。

35歳の時にツレがうつ病になりました。
私は「35歳過ぎたら妊娠しにくくなる」という事をその頃ようやく知りました。
ツレの病気はいつ治るかわからなかったので、「これからは2人で生きて行こう」と心に決めました。

2人の老後はどんな風に暮らそうか…などと考えていた矢先に、ツレの病気は良くなって薬も飲まなくて良い事になりました。
そして…本のタイトルにもなってますか「びっくり妊娠」になったのです。

なので私たちの場合は「子供の方から、もうこの二人の所に行っても大丈夫だ」と判断して来たような気がします。

こがろんさんのだんな様が「二人だけの生活で満足だから」と言ってるのは真実だと思います。
夫婦はまず「子供」より「パートナー」が大事なのです。パートナーがいなかったら夫婦として成り立ちません。
だんな様はこがろんさんのことを一番大事に思ってくれてるのだと思います。
とりあえず日記 | - | -

そういえば…

友達の会社が今年で20周年を迎えるという話を聞いて「へえ、会社を20年続けるのは大変なことだろうなあ。すごいなあ」と思っていたら、ふと自分は漫画家デビューして今年で15年目なのだということに気づきました。

最初の10年はお仕事が無かったけど、あとの5年はお仕事をさせてもらえてうれしい!
あと5年お仕事のある生活が続けばフィフティフィフティだ。

だけど、今自分に余裕ができてやっと売れてなかった10年間のことを客観的に見られるようになりました。
私にとって、あの10年は必要な時間だったのだなあと…。
いつかあの10年の事も作品にしたいと思います。
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