月日は流れております

あっという間に月日は流れています。

11日(日)は長野県の伊那大島で講演会をさせていただきました。
250人のお客様が来てくださり、盛大な会になりました。
来てくださったみなさま、ありがとうございました。

17日(土)は宝塚ソリオの本屋さんサンクスさんでサイン会をさせていただきました。
こちらもたくさんの人に来ていただきました。
来てくださったみなさま、ありがとうございました。

サンクスさんでのサイン会では、また気づいたことがありました。
PTA本部の人たちがサイン会に来てくれたのですが、私がこういったイベントをした時に「本名の知り合い」が来てくれたのは初めてだということに気づきました。
それがとてもとてもうれしくて、自分が想像していた以上にうれしくて、なので衝撃が大きかったんでしょうね、夜、悪夢を見てうなされてしまいました。

そしてこれが水島先生が言っていた「悲しい時に衝撃を受けるのはみんながわかってるけど、うれしい時も同じように心は衝撃を受けるのはわかってない人が多い」ということなのだなあと思いました。
あまりにも思ってなかったような大きな喜びを受けると少なくとも私には強い衝撃になるのですね。

私の心の仕組みは単純に出来てるのだなあ。そして人より衝撃を受けやすいのかもなあ。
そういうことがわかったサイン会でした。
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久しぶりの講演会

昨日は半年ぶりの講演会にお呼ばれして行ってきました。
半年ぶりに人前に出ると何をしゃべっていいかわからなくなるのではないかなあと不安だったのですが、ここ最近の「こんなはずじゃなかったー」的なことを乗り越えたり、「自分の大事な物手放してスッキリしたー」的な気持ちにもなっていたので、思っていたよりも緊張せずにドーンと構えて参加出来ました。

そして「新しいことをどんどん吸収していきたい気持ち」はどんどん強くなるので、知らない場所に行って知らない人に会ってお仕事をする、ということもとても楽しかったです。

12月は久しぶりにゆったりと生活出来るのかなあって思います。とはいえ、年末進行というスケジュールがいつもと違う月ですし、来年に向けての新しいお仕事の準備もして行かなくてはいけないので、気を抜かずにがんばります。

あ、あと、今月はいくつかお勉強会にも参加する予定です。いろんなこと勉強して行きたいです。
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トークショーの事

今日は大阪のトークショーに出演するために阿倍野区民ホールに行きました。
私は本来ならこういう講演会のようなお仕事はお断りしています。
理由は、私は作品を描くことが自分の仕事であって人前で話をする事が仕事ではないからです。
人にはそれぞれ役回りがあって、本来しゃべることの苦手な人間が仕事で人前でしゃべるなんてお客様に対して失礼だと思っていました。

でも、時にはいろんなことが重なってお引き受けしなきゃなあみたいな時もあり、今日のように出演することもあります。
そういう日は「出来る限りしゃべる努力をしよう!」と朝から気合いを入れて行きます。が、なかなかうまくはしゃべれないです…。

トークショーというお仕事は自分の本来のお仕事ではないので前もってブログなどで告知はしません。だけど、ツイッターやFacebookでは当日に告知しました。

そしたら…今朝ツイッターを見た方がトークショーに来て下さいました。
「ひゃー、そんな人も居るんだ」とビックリしたのと同時に「こんなに私たちのことを支えにしてくれてる人がいるんだ」と思いました。
それで少し私の気持ちが変わりました。
私たちの経験したことが誰かの支えになっているのなら、私のようなしゃべれない人間がこういうことをするのも意味があるのではないかって…。

でも私がしゃべるのが苦手なのは変わらないのでできるだけ講演会のような事はお断りします。
話を聞くのは好きなので、話したい事がある人がしゃべりにきて私はただ聞いてるだけっていうのがあればいいんですけどねえ。
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風邪か花粉症か?

私の風邪が治って来たかな?と思っていたら、今日は朝からくしゃみ鼻水が止まりません。
ひょっとして…花粉症?
なんかもう何がなんだかわからなくなってきました。

それと今日、講演会のお問い合わせをメールフォームからくださった方、お返事を出したのですが戻って来てしまいました。
どちらにしても講演会はお断りしているのでごめんなさい。
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「私らしく」トークショー

1月29日に愛知県瀬戸市のパルティせとで行われた「瀬戸市男女共同参画フォーラム」のトークショーに出演して来ました。

「パルティせと」はこういう近代的な建物です
パルティせと

この建物の中に食べ物やさんやお花屋さん、着物屋さんに図書館、コドモを遊ばせるスペースもあって充実した建物です。
ちなみに夜ご飯も朝ご飯もこの中のお店で食べました。

トークショーのテーマは「男らしく女らしくより 私らしく」です。
トークショーの会場

このテーマについて言いたい事はたくさんあったので、あっという間に時間は過ぎてしまいました。
私たち二人とも「男だから女だから」という考えにはしばられないで自分の出来る事をやっていけたらいいんじゃないかって思ってます。
でも、トークショーの中でツレに「誰のおかげでのんびり育児が出来てると思うの?と言われた時はすごく頭に来た」と言われて「あれ?私そんなこと言ったっけ?」と頭を抱えました。
きっと自分で気づかないうちに相手を傷つけてるコトバを言ってるんですね…。

聞きに来てくださったみなさま、ありがとうございました。
感想をメールで送ってくださったみなさまもありがとうございました。

私は基本的に講演会などの依頼はお断りしていますが、どうしてこのトークショーを引き受けたか?については3つ理由があります。

ひとつめは、司会者付き、託児付きのトークショーだったこと。

ふたつめは、日にちが1/29ということで息子の誕生日だったので、愛知県なら息子を新幹線に乗せてあげられるなと思ったこと。

みっつめは、このトークショーの依頼をしてくださった瀬戸市のYさんのメールから私たちの作品に対する愛情と熱意を感じられたこと。

以上の3つが重なったのでお引き受けしました。

とっても楽しいトークショーを経験する事が出来ました。
瀬戸市のYさん、みなさま、ありがとうございました。
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自殺防止キャンペーンのこと

内閣府の自殺対策推進室のお仕事をさせて頂きました。
今週末から行われる「自殺防止キャンペーン」のポスターのイラストを描かせて頂きました。

自殺防止キャンペーンポスター

昨日、日記に載せたヒツジのイラストもこのキャンペーン用に描いた物です。

ずっと何かこういうことに対してお手伝いが出来ないかなあと考えていました。
でも、講演会は私には無理だし、その他のことで私に出来ることはないかと考えてました。
そんな時に、内閣府の自殺対策推進室の方から連絡を頂きました。
「絵を描く事だったら私にもできる!」と思ったので、ポスターのイラストを描かせて頂く事にしました。

9/10からはじまる「自殺防止週間」のイベントとして、9/10の朝、街頭キャンペーンが行われます。
JR東京駅丸ノ内北口側 オアゾ前で、朝7時40分頃〜8時頃まで、ポスターのイラストの入った横断幕が掲げられて、自殺防止のパンフレット、ティッシュ、ステッカー、バッジを配布いたします。 
この街頭キャンペーンには私も出席します。

そのあと「国民会議2010」という会議が行われるのですが、そちらにも出席する予定です。

内閣府の調べによると、自殺をするほとんどの人が最終的に「うつ状態」に陥ってることが多いそうです。「うつ」は「眠れていない」という症状が一般的なので、「ちゃんと眠れてる?」という呼びかけになったようです。
イラストのお仕事 | - | -

「話す」ということ

昨日、講演会の依頼があったのですが、お断りしました。
以前は「私は人前に出るとしゃべれないし、仕方がないこと」と思っていましたが、最近はちょっと違います。
もっと役に立ちたいって思ってる自分がいるのに結局何も出来ないなあ私は…という気持ちになってしまいます。

人にはそれぞれ、どうしても自分には出来ない苦手な分野ってあると思うんです。
私はそれが「しゃべること」だなって思うんです。
なので、作品を書く事で自分の伝えたい事を書いて、誰かの役に立ちたいなって思ってました。
でも…「経験したことを悩んでる人にコトバで伝えて欲しい」という依頼はたくさんやってきます。

どうしたらいいんでしょ…。

役に立ちたいし、いろんな人に伝えたい気持ちはありますが、私が人前でしゃべることになったら、私は一週間くらい寝込むことになると思います。

最近、「話す」ということの重要さをとても感じてます。
コトバがあるからきちんと自分の考えを伝える事が出来る。
きちんと話が出来るということが、大事なコミュニケーションの能力のひとつなのですね。

だまってないで話した方がいいのはわかってます。
40年、だまってる生活をしてきた人間が急に饒舌になれるわけないし、やっぱり「仕方がない」と思うしかないのかなあ…。
とりあえず日記 | - | -

初女さんの本

私の尊敬する佐藤初女さんの新刊「いのちの森の台所」が発売になりました。
私は宣伝用チラシにコメントを書かせていただきました!
初女さんの本

「いのちの森の台所」
佐藤初女
集英社刊 1,575円(税込み)

この本の担当編集者さんが、私が去年初女さんの講演会に行った時のブログを読んでくださり、「応援コメントを書きませんか?」とお誘いしてくださったのでした。
こんなうれしいお誘いはない!と思い、喜んで書かせて頂きました。

初女さんが「森のイスキア」をつくるいきさつや、講演会で出会った人達に質問されたことの答えなど、書かれています。
あとがきを読むと、去年の年末に体調を崩されたようで心配していたのですが、もう体調は良くなったとの事です。

どうぞ読んでみてくださいね。

それから、昨日からアエラネットの新連載が開始しております。
「ぷにぷに」というタイトルです。
→右側にリンクが貼ってありますのでこちらも読んでみてくださいね。
毎週月曜日更新です。
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ツレの育児講演会

昨日は嵐のようなお天気の中、ツレの初「育児講演会」に行ってきました。
なんでまだ1年9ヶ月しか育児をしてないツレが講演会を?と思うのですが、なんか成り行きでこんなことになってしまいました。

講演会は浦安のファミリーサポートセンター主催の会員向けイベントでした。
告知して1週間で定員の50人に達したそうで、ファミサポでは一番人気のイベントになったそうです。(ツレうつのドラマの影響もあったようですが)

内容は……まあまだ1年9ヶ月しか育児してない人が、ファミサポの会員さん(すでに育児を終えた大先輩)を前にして育児についてしゃべるということで、非常に厳しいですよね……。
講演会というより「ボクの育児の悩みを聞いて下さい」会になっちゃった感じかな。
最後の質問タイムなど逆にツレの方からみなさんに質問したりして「まだまだこれから、2歳からが大変なのよ」とか言われて立場が逆になっちゃいました。

でも、「育児は男でも出来るし、意外と楽しいです。みなさんもやってみましょう」ということはちゃんと言えていたのではないでしょうか。

あー、とにかく終わって良かった。今はふたりでほっとしてます。
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佐藤初女さんの講演会

お隣の行徳で佐藤初女さんの講演会があるというので行ってきました。
佐藤初女(さとうはつめ)さんは弘前市で「森のイスキア」という疲れた人をいやしてくれるお宿を運営している人です。

初女さんとの出会いは、今年のお正月に見た「かもめ食堂」がきっかけ。
「かもめ食堂」の中で、主人公がメニューにおむすびを入れるシーンがあって、「おむすびは日本のソウルフードだから」というセリフがありました。
それを聞いたツレが、「佐藤初女さんという人がいて、その人のにぎったおむすびを食べると不思議と元気が出るのだそうだ」というような話をしました。

それから数日後、NHKのハイビジョン放送で「森のイスキア」を取材したドキュメント番組を放送しました。その番組ではじめて佐藤初女さんを見ました。
「森のイスキア」のことは田口ランディさんのエッセイにも出てきていて、そちらも読みました。

「弘前は遠くて行けないけど、佐藤初女さんにお会いできたらいいな」と、心の中でずっと思っていました。

そしたら、今日、お隣の街に佐藤初女さんが講演会をしにやって来たのです!

初女さんは88歳だそうで、でもしゃきっとして、1時間きっかりお話をされて、とてもお元気でした。

いろいろ心に残る言葉をいただいたのですが、一番印象が強かったのは「出会いがあるから再会がある」です。
「出会いがあるから別れがある」はよく聞くのですが、「再会がある」は目から鱗でした。
確かに、初女さんのことを知ってから今日まで本当にご本人に出会えるとは思ってなかったので、そのお話を聞きながら「そうかもなあ」と納得しました。

家に帰ってきておむすびが食べたくなったのでツレに「夜ゴハン何?」と聞いたら「トマトパスタだよ」という返事でした。がっかりでした。(まあ、トマトパスタはおいしかったですけど……)
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私たちも出演できました

金曜ドラマ「ツレがうつになりまして。」
私たちは出演できないかもと思ってましたが、出演してましたー↓
いぐまと

オークションで8,900円(だったかな?)で落札されていたマトリョーシカちゃん達は典子さんのノートパソコンの壁紙になっていましたね。

3話の見どころは……講演会のシーンで私たちとツレうつ編集者さんが映っていたことでしょうか。(ちなみにツレうつ3代目編集者さんは全話に出演してました。)

このドラマは私のグッズも道具も原稿もそしてまわりの人たちも出演させていただけて、とっても良い記念になりました。
改めてありがとうございました。
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ドラマの撮影風景

ドラマの撮影風景の様子を全然お伝えしていなかった気がするので改めて書きますね。

1日の撮影は「講演会」のシーンで、ドラマに出演する人みなさんが勢揃いします。
会場の前のロビーには風吹ジュンさんが座っていて「あああ、風吹ジュンさんだ!」と興奮してチラッと横を見たら濱田マリさんがいて「うわあああ、モダンチョキチョキズ!(←かなり古い?)」と、びっくりしてばかりでした。

ドラマで典子さんのお母さん役が田島令子さんなのですが田島さんを見ると「あ、お母さん」と思ってしまう私。

女優さんは本当に同じ人間とは思えないくらい美しかったです。
顔がめちゃくちゃ小さいし!

あと、途中でとってもかっこいいイケメンが私に話しかけてきたので「一体誰?」とドキドキしていたら駿河太郎さんでした。
駿河さんを見るのは初めてだったのでツレに「笑福亭鶴瓶さんの息子さん」と言われて気が付いて、改めてじーっと顔を見ると目がそっくりだったので「おお!そういえばお父さんによく似てらっしゃる」と言ってしまいました。
確かに目元は似てたけどお父さんとは違ってとってもかっこよかったです(鶴瓶さんゴメンナサイ)

駿河さんはツレの会社の同僚の役です。

講演会のシーンでは、私とツレ、そして編集者さんは風吹ジュンさんの後ろに座っています。風吹さんが映るときはちらっと画面に映ってるのかな?

風吹さんはツレの主治医の役なのですが、「先生、本当にこんな感じでいいんですか?」と聞いてきたので「ばっちりです。本当にそんな感じの先生ですから」と答えました。
ツレの主治医の話は「こんなツレでゴメンナサイ」に出てきますが、あのイメージのまま風吹さんは演じて下さってます。

講演会シーンの時は写真が撮れなかったのですが、24日の撮影見学に行ったときの写真を送ってもらったのでそちらをアップしますね。

↓紀香さんに漫画の書き方指導をしている様子
漫画指導

↓記者発表の全員撮影の様子
記者発表
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ドラマ撮影最終日でした

昨日は「ツレうつ」ドラマ撮影の最終日でした。
私とツレも朝から撮影現場に行きました。
今回は見学するためでなく、出演するためです。エキストラとして……。

昨日は「講演会」のシーン撮影でした。
最終日は主人公、早川典々(はやかわてんてん)がツレのうつ病のことを書いた「ツレうつ日誌」がベストセラーになり講演会をひらくことになるのですが(現実そのまんまですね)そのシーンの撮影だと聞いていました。
ツレは「そのシーンに観客としてエキストラで出たい」と言ってました。
昨日はその念願が叶ってエキストラ出演できたのです。

朝、撮影現場に向かう時にツレが言いました。
「自分は病気をしてからたくさん人がいるところには行けなくなったけど、今日、たくさんの人の前でしゃべってる自分自身を見ることで何かが変われるんじゃないかって思ったんだ」

撮影がはじまって、壇上で泰造さん演じるツレが話し始めました。
ここのセリフはとても長いので泰造さんは覚えるのが大変だったそうです。
途中でツレは嗚咽して泣いてました。やっぱりいろいろつらかった時のことを思い出したんだと思います。

でも、泰造さんの話が終わった最後に私も号泣してしまいました。涙が止まりませんでした。一緒にエキストラとして出演していた編集者さんも泣いてました。

撮影が終わって泰造さんが私たちのところに来てくれて固い握手をしてくださいました。
私もツレも泣きながら「本当にありがとうございました」とお礼を言いました。

こんな経験、普通だったらできなかったと思います。
昨日の撮影シーンを見て私は何か吹っ切れたような気持ちがしました。
ツレも同じ気持ちだったんじゃないかなあ?

昨日で撮影は終了したので赤い願掛け靴は「ありがとうございました」と、願ほどきをして靴箱にしまいました。
今日から放映終了日までは「1日1万歩」願掛けします。
良い編集作業ができますように。そして、たくさんの人にドラマを見てもらえますように。
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講演会終了しました

本日の朝日カルチャーセンターの講演会はおかげさまで無事に終了いたしました。
今日は60名くらいの方が来て下さり、本当に本当に緊張しました。
結果から言いますと、また私はあまりしゃべれなかったのですが、でも前回の目黒の時よりはしゃべれました。

またツレがレジュメを作ってくれてそれにそってお話を進めていきました。
ツレは本当にしゃべりが上手でうまくまとめてしゃべるなあと前回と同じくとても感心してしまいました。そして頼りになるなあと思いました。

今日は講演会の会場で本を販売しても良いとのことで、ご希望の方がいたらサインをすることになっていました。そしたらたくさんの方が並んで下さり、サイン会のようになってしまいました。

並んでくださったひとりひとりの方たちとお話が出来てよかったです。
今日の講演会にきてくださったみなさま、ツレと私のつたない話をきいてくださり、本当に本当にありがとうございました。心から感謝しております。

それから、うつ病とたちむかってるみなさま、私のあまりにも能天気で何も考えてない様子に唖然とされた方もいらっしゃるかも知れませんが、私が言うのもおかしいかも知れませんが、うつ病とは少し能天気気味におつき合いした方がいいのかなと思います。あまり真っ正面から向き合うとつらく苦しい病気だし、必ず治ると言ってもいつ治るかわからない病気でもあるので、ある程度何も考えないで能天気におつきあいしていくと楽なのではないかと思います。

それから、昨日のテレビ放送を観て下さった方、ありがとうございました。
感想のメールうれしかったです(^−^)
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はじめての講演

私の人生の中で、人前で「講演」をするという機会がめぐってくるなんて夢にも思っていませんでした。

昨日、目黒区の東山社会教育館で「ツレがうつになりまして。」の講演をツレと一緒にしてきました。
東山社会教育館では2月に「ストレスはありますか?」というテーマで毎週ストレスの専門家を呼んで講座をするということになり、第2回目の講師として私たちが呼んでもらえたのでした。

東山社会教育館

実は今までも何度か講演会の依頼が来ていたのですが、私は人前に立って何かをするというのがとても苦手なことで、講演なんてとんでもない!と思ってお断りしてきました。でも、今回はツレが「ボクがほとんどしゃべるから君は時々しゃべればいいよ」というのでお引き受けしました。

一応出かける前にふたりでリハーサルもして「ここでボクが聞くから答えてね」と、みなさんのお配りするレジュメ(これが17ページもある大作です。ツレが作りました)に答えるセリフも書いていきました。
でも……、実際にたくさんの人を目の前にして私は全く何もしゃべれなくなりました(^_^; 

2時間ほぼ全部ツレがしゃべりました。人前でしゃべるのはじめてなの?というくらい、ツレのしゃべりは上手でした。

私が「ああ、どうしよう、ダメだ」と思ったのは、たくさんの人がこちらを見ていること(当たり前なんですけど)と、こちらがしゃべっても答えてくださらないことでした(聞きに来てるんだから当たり前なんですけど(^_^; )
それで頭の中が真っ白になってしまい、もう全然しゃべれなくなりました。

だけど、今回この講演をやって良かったなと思ったのは、ツレが人前で話が出来るくらい回復したのだなと認識できたことです。
昨日も講演の中でお話したのですが、うつ病って「もう治った!大丈夫だ!」と思ってるうちはまだ治ってないと思うんです。私たちはそれでいつも痛い思いをしてきました。
いつのまにか普通の暮らしをしていて、あれ?そういえばもう落ち込みとかしばらくないなあ……ってそういう風になってきたら回復してきていると思うのです。

ツレは去年の11月頃に「あれ?そういえば電車にも乗れるし、ひとりで出かけられるようになってるじゃない」と、なって、12月にお医者さんから「もう薬はなくても大丈夫ですね」と言われました。薬を出してもらえなかった時は一瞬不安になったそうですが、「またいつでも出してあげますから大丈夫」と言われて安心して帰ってきました。
それから1ヶ月、普通に暮らしてます。雨が降っても最近は大丈夫になってきました。

だけど……「本当に治ったの?」という不安はありました。「もう治った!これで大丈夫!」という確信がないだけに「また以前のようにがくっと落ち込みが来るのでは?」と思っていたのです。

でも、昨日のツレを見て「あ、本当に大丈夫になったんだ」と思いました。あきらかにもう私よりしっかりしてるし、自分で思ったことを自分で管理しながら言えるようになってる。
講座を聞きに来たお客様の質問にもスラスラ答えてるし、これならもう大丈夫かなってほっとしました。

私は全然しゃべれなくて本当に申し訳なかったのですが、思いがけず、ツレの回復ぶりを見ることが出来てこの講演を引き受けてよかったなあと本当に思いました。
講演を聞きに来てくださったみなさま、ありがとうございました。
本のお仕事 | - | -